懐かしの飲食店のいま

私が在学していた40年前は土曜日も半日授業がありました。

 

土曜日の昼食は津新町駅前で食べることが少なくなかったのですが、パッと思い出すだけでも足を運んだお店が何軒もあります。

 

津新町駅ロータリーだと、ラーメンの「さりぽろ」、喫茶「レモン」、軽食「フォーゲル」、軽食「南風」、うどん「丸福」。喫茶「レモン」は少し場所を変えて今も営業しています。「丸福」はカレーうどんが美味しかったのを覚えています。

近鉄東海ストア内には、ラーメン「すがきや」、喫茶「ラスカル」、うどん「田毎」、五間道路沿い八町には「旭食堂」(スナイスを覚えていますか?)がありました。

踏切を渡って新町通沿いではカレーの「タカノ」、当時にしては珍しく明石焼きを出していた「浜音」などなど。どのお店にもお世話になりました。

 

でも、残念ながら当時のお店はほとんどなくなっています。その中で頑張っているのが新町通のとんかつ専門店「福とん」です。女性には不向き、というか、おっさんと男子学生しか客がいなかったようなお店で、たしか40年前、サリポロのラーメンが230円の頃に「中とん」が240円でした。中とんは薄いバラ肉を厚い衣で揚げたとんかつですが、よく食べました。

 

このお店は10年ほど前に火災に遭い(近所からの延焼)ましたが、再開し、店は小綺麗に変身。でも、懐かしの味は変わっていません。最近は女性も少なからず来るようなった「福とん」で、昔を思い出してビールのお供に時々テイクアウトしています。

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ