天輪焼の店を覚えていますか?

だいたて商店街のアーケードはすべて取り外されました。明るくなったのは良いのですが、なんとなくスペースが広くなったようにも感じられます。

 

さて、今回は立町の入口に注目。

 

写真1は、国道23号線の立町入口北側に立っている看板です。昨年までは「伊勢志摩サミット」の絵柄でした。見直してみると、2年と少し前のことなのに、表舞台から去ってしまった首脳が意外と多いですね。

写真2は現在の絵柄。今年に入ってサミットから「国宝、高田本山専修寺」に変わりました。時宜に合った看板です。

 

ところで、この看板のある場所、お気づきでしょうか。右の写真は看板の裏側を撮ったものです。この狭い三角形の土地に、かつてお店がありました。それは「天輪焼の店」。

 

記憶にあるでしょうか? 下の写真は今から9年前に撮影したものです。立町アーケード入口の赤信号の後ろに「天輪焼」の文字が見えます。ここはおそらく旧津市内で最も安くソフトクリームが買えた店でした。

看板商品の天輪焼(回転焼、太鼓まんじゅうとほぼ同じようなもの)も安かったのですが、子どもから高校生くらいまでは「あんこ」より「ソフトクリーム」でした。40年ほど前、多くの店がソフトクリームを80~120円で売っていた頃、この店では50円で買えました。その分、水っぽい感じもしましたが、今となっては懐かしい記憶の味です。

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ、事務局スタッフS