文房具屋さん

「文房具屋さん」と言うと、私の子どもの頃(ほぼ50年前)は小学校の校門近くで門前開業している小さなお店が多かったような記憶があります。そのようなお店では授業に必要な鉛筆、ノート、定規類などに加えて、ビー玉なんかも置いてあったような、曖昧な記憶もあります。

 

今の子どもは、文房具は100均やコンビニで買うようで、門前の文房具屋はほぼ全滅してしまいました。

 

高校に入ると、母校には購買部があったので、授業用の文具は基本的にそこで購入していました。今でも母校に購買部はあるのでしょうか? そういえば私服通学だった母校でしたが、胸に校章を付けることは決められていましたね。その校章も購買部で買いました。

 

必需品的な文房具でなく、ちょっとお洒落な文具は、私の場合、津新町駅近鉄東海ストアの4階にあった「オリンピア」で買っていました。万年筆や、ブルーブラック以外の色とりどりのインクとか。他にも東海ストアの4階には別所書店があり、愛曲楽器があり、学校帰りに友達とたむろしていました。残念ながら東海ストアの撤退とともに、オリンピアも消えました。

 

前置きが長くなりましたが、今でも津市内にはおしゃれ系文具店があります。

 

写真1

写真1は東丸之内、旧分部町、わかりやすく言うと松菱の東側にある「ミフジ」さん。

 

ここは元々国道に面したお店で、松菱が拡張したときもその一画、ちょうど1階の中央部でお店を出していました。その後、店舗を松菱に譲り、ミフジさんは一筋入ったところで売り場を広くして再出発しています。

 

ここでは各種高級品を含む筆記具、紙類、封筒、祝儀袋など、目移りするくらいの品揃えで、文房具好きには堪らないお店です。

 

写真2

 

写真2は丸之内、旧京口にある「村田紙店」。

 

お休みの日に撮影したのでシャッターが下りていますが、もちろん元気に営業しています。

 

ここは昔の紙問屋で、紙類は豊富に揃っていますし、紙についての出張講義なんかもしているようです。

 

 

写真3

 

写真3は大門の北側、観音さんの西にある「Gingado Z」。

 

このお店は開店してまだ2年余り。文具好きの御夫婦でお店を出したそうです。主力は万年筆で、それに関連するインクや紙類が目玉です。

 

 

 

 

東京の伊東屋や鳩居堂(本店は京都寺町ですが)と比べるべくもないのですが、津でも頑張っているおしゃれ系文具店が健在です。帰省の折にのぞいてみてはいかがですか。

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ