伊勢へ日帰り散歩

台風19号の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

 

三重県では、伊勢市の五十鈴川沿い、おはらい町の近くや、志摩市旧大王町の畦名で床上浸水の被害が出ました。津市でも旧一志町で避難勧告が出ましたが、大きな被害はなかったようです。

 

今回は母校の学区を離れて、伊勢へのお散歩です。

 

津新町駅から伊勢市駅まで近鉄の急行で35分程度。伊勢市駅から外宮までは10分以内で、近年、外宮の参道も賑わってきましたが、今回は外宮の反対側へ。

 

伊勢市駅の近鉄側改札(北口)を出て、通称八軒通りを渡ったところ一帯が河崎です。河崎は勢田川の河口に近く、江戸時代から海運の要所でした。特に伊勢湾を渡って、神宮に物資を運び込む入口の役割を果たしていました。

 

運送が海運から陸運(鉄道からトラック)に移り、河崎もかつての賑わいを失っています。でも、今でも当時の問屋など、多くの歴史的建造物が並んでおり、風情のある地域です。

 

写真1は当時の問屋の一つ。伊勢河崎商人館として内部公開もしています。近くには川の駅もあります。

写真2は通りにある古本屋「ぽらん」。看板猫がいるお店で、伊勢関連の古書も多く扱っています。

写真3は和菓子の「播田屋(はりたや)」本店。伊勢土産というと赤福が超有名ですが、ここの絲印煎餅もなかなかです。一口サイズのおせんべいなので、職場など多くの人に行き渡るだけの量があり、軽く、日持ちもします。

 

 

写真4

写真4は播田屋の近くにある「虎丸」。昔の蔵を改造した居酒屋ですが、刺身をはじめとした魚類が名物です。

 

ただし、荒天などで良いお魚の入荷がないと、臨時休業しますので、予め承知おきください。

 

伊勢市駅を起点として、ブラブラ歩いて2時間もあればまた駅に戻れます。疲れた場合の喫茶店や、伊勢うどんの店もあります。津からも気軽に行ける散歩コースです。

 

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ