亀山

亀山市。母校にはこの町の出身者も少なからずみえると思います。

 

15年前の平成の大合併で鈴鹿郡関町と一緒になり、現在の人口は5万人弱あります。

 

かつては繊維業とカメヤマローソクが主たる産業でしたが、20年ほど前にシャープの亀山工場ができてからその関連企業も増えました。シャープが作った液晶パネルを用いた薄型テレビAQUOSは「世界の亀山モデル」と称されています。シャープの経営がいささか苦しくなってからも、亀山工場はまだ頑張ってます。

 

明治時代からは鉄道の町としても発展してきました。写真1は亀山駅前で、鳥居がシンボルとなっています。

 

国鉄時代は関西本線の天王寺鉄道管理局と名古屋鉄道管理局の境界であり、紀勢本線はこの駅からでした。今でも亀山駅の西にはかつての亀山機関区の線路が多数残っています。

 

JRになってからもJR西日本とJR東海の境界となっています。とはいえ、45年ほど前に国鉄伊勢線(現・伊勢鉄道)が開通してから特急や急行は大半が亀山を経由しなくなり、15年ほど前に唯一残っていた奈良―名古屋間の急行「かすが」が廃止されてからは優等列車(※1)は亀山駅に来なくなってしまいました。

 

江戸時代は東海道五十三次の宿場町でした。今では関ほどの名残はありませんが、それでも写真2のように旧街道は残っています。

 

旧街道沿いの家には屋号を示す木札もでています(写真3)。

 

写真4のような趣のあるお店も街道沿いにはあります。亀山城もありますが、それは次回のお楽しみということで。

 

※1 優等列車とは、一般的に特急や急行など、別料金を必要とし、普通列車に対して目的地への速達性や車内設備の優れた列車のこと。

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ