河芸の古刹

東京はまだ油断できない状況のようですが、ふるさと三重は陰性化のあと再陽性の方が1名出たくらいで、落ち着いています。内宮にも、完全ではありませんが、かなりの参拝者が戻ってきました。津のお店もかなり元の状況に戻ってきてます。

 

写真1

今日の話題は河芸町。

 

津から近鉄に乗ると白塚の次が豊津上野、その次が千里、この2駅が旧河芸町になります。

 

その豊津上野駅で降りて山の方に行きます。国道23号線を超えるとすぐに旧参宮街道、これを渡って上り坂を少し上がったところにあるのが圓光寺です(写真1)。

 

戦国時代に織田信包がいた伊勢上野城のすぐ北隣にあります。10年ほど前に上野樹里が主演した大河ドラマ『江 ~姫たちの戦国~』がありましたが、江が生まれ育った場所です。圓光寺にも江は通ったとのことです。

 

写真2

圓光寺のご自慢は四季を通して楽しめる花。

 

この季節は沙羅双樹が見頃です(写真2)。「祇園精舎の鐘の音」で始まる平家物語を暗記した方も多いと思いますが、そこで出てくる沙羅双樹です。

 

この花は朝に開花して夕に散るのが特徴で、木の上の方から咲き始めてだんだん下に降りてくる、梅雨のこの時期が下の方の花が咲く時期です。

 

境内に何本もありますので、この時期は見学者が多く来て賑わっています。とはいえ、3密にはなりませんが。

 

あと、クチナシも今が見頃です(写真3)。

 

花もいろいろあるのですが、紅葉も見事で、今の時期は青紅葉(写真4)、11月中旬には見事な紅葉を楽しむことができますよ。

 

入山は無料、帰省の際にいかがですか。

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ