前々回、鈴鹿市神戸で少し出ましたが、町中華について書いてみます。
定義はおそらくないのですが、「古く(戦後)からあり」「ラーメン以外に丼物や一品料理もあり」「夫婦など少人数で経営」しているイメージです。ラーメン専門店と違い、こだわりや主張はあまりなく、地域に愛されている感じでしょうか。テーブルが赤いデコラ張りという感じもしますね。
津で中華というと、丸の内にあった中華楼を思い出しますが、このお店は町中華というより中華レストランでした。
でも、町中華も残っています。
写真1は津駅西口ロータリーにある宝津飯店。老夫婦で経営している絵に描いたような町中華です。
場所柄、近辺の高校生(津西、津東、津商業)の利用も多く、学割もあります。
写真2は丸の内、国道23号線沿いにある孫悟空。筆者が母校に入学したころに開店したので、そろそろ45年でしょうか。
カウンターだけのお店ですが、近所のサラリーマンに愛されているお店です。初代が亡くなったあと、奥様が厨房で腕を振るっています。
写真3は阿漕駅近くの国道23号線沿いにある龍風。ここには元々「ペリカンラーメン」といラーメン屋がありました。ラーメン屋がヨットハーバー近くに移転して春夏秋灯という名前で再出発しています(春夏秋灯は前回の圓光寺近くにもあり、美味しいラーメン屋です)。
龍風のルーツは松阪だそうで、一時津駅西口、お花のジュダンセの隣で別名でお店を出していましたが、いつの間にか閉店、親族が再開しています。ここは新しいのでいわゆる町中華とは違うかもしれませんが、お店の感じやメニュウは町中華そのものです。
個人的に、町中華ではまずタンメンを注文します。タンメンが美味しいお店は間違いないと(個人的に)思います。
写真4は龍風のもやしあんかけラーメン。タンメンの代わりに食べたのですが、美味しかったです。
町中華でほっこりとお昼ご飯をいかがですか。
文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ