津新町:ここに何があった?(1)

東京五輪では三重県出身者で2名の金メダリストが出ました。一人は女子レスリング53kg級の向田真優さん(四日市市出身)、もう一人はフェンシング男子エペ団体の山田優(まさる)さん(鳥羽市出身)です。

 

五輪開催中から三重県でもコロナ新規感染者が増加しています。近々蔓延防止策の発動になりそうですが、三重県独自の「緊急警戒宣言」も出ています。

 

飲食店の営業時間短縮はお店に大きな影響を与えますし、感染者の増加は医療機関の疲弊にもつながります。

 

そんな大変な状況ですが、本コラムは現状から少し離れてほっこりとした内容でいきたいと思います。

 

津新町駅。母校の最寄り駅で、この駅の周辺には皆さんにもいろいろな思い出があると思います。以前にもこの駅の近影をコラムにしましたが、令和の津新町駅を見てみます。

 

筆者が在学していたのは昭和50年代前半。それから45年もの年月が過ぎ去りました。

 

あの頃に通ったお店は、今どうなっているのでしょうか。

 

写真1

写真1は現在の津新町駅です。

 

今はマンションとスーパーマーケット(ぎゅーとら)になっていますが、筆者の在学中は近鉄東海ストアでした。近鉄関係のビルなので、パリーグでバファローズが優勝すると、応援歌が流れていました。

 

1階はスーパー「近商ストア」と土産用銘菓、そしてベーカリー「ロンドン」がありました。

 

2階と3階は日用品や服装関係、4階は別所書店、文具のオリンピア、レコードの愛曲楽器などでしたね。

 

4階は連日のように愛用しました。そうそう、3階にはうどんの「田毎」もありました。

 

屋上には小さな遊園地もありました。

 

写真2

写真左手は津新町駅の駅舎と近畿日本ツーリストですが、こちらは健在です。ここの2階には寿がきやラーメンと、喫茶ラスカルがありました。

 

さらにここの屋上では夏になるとビアガーデンも出てましたね。写真右手部分にはボウリング場(三交ボウル)もありました。

 

写真2はロータリーの入り口にあった「丸福」。カレーうどんが美味でした。閉店して日はたっていますが、建物は残っています。

 

 

写真3は、ロータリーから津高道路への入り口、今では学習塾になってますが、以前は喫茶「フォーゲル」がありました。

 

コーヒーだけではなく、ハムライスなど軽食もありましたね。

 

写真4はロータリーのバス停ですが、ここには「さりぽろ」というラーメン店がありました。

 

1階は調理場とカウンター、狭くて急な階段を上り2階へ行くとテーブル席でした。

 

寿がきやのラーメンが110円の頃、さりぽろのラーメン(醤油、味噌、塩)は230円でした。懐に多少余裕があるときはこちらで食べていました。

 

バス停には無料の地域ミニコミ誌「TOWN」が置いてありました。

 

なお、映画「浅田家!」では、主人公が上京する時に、この津新町駅から旅立っています。

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ