映画館の跡

コロナ第5波は終息したようですが、第6波がいつ来るのか、まだまだ注意が必要です。

 

当地では8~9月が大変だったこともあり、多くの行事が中止になりました。三重とこわか国体や、恒例の津祭り、鈴鹿のF1グランプリなど。

 

寂しい秋ですが、先週末から飲食店への人出も戻って来たようです。

 

前回、津新町で紹介した一つが津東映跡。

 

写真1

今回は旧津市内のほかの映画館の跡を紹介しましょう。

 

写真1は南丸の内、津スカラ座。津新町駅から東へ行き、南側へ道を入ったところにあります。

 

建物はそのまま残っています。

 

よく見ると窓口の窓の上に東宝のマークがあります。

 

ここは名古屋東宝系列だったようですが、実際には松竹系と洋画主体でした。

 

写真2

写真2は西丸の内、市役所の南西で、ここには津日活(その後、ロッポニカ津)がありました。

 

日活映画ですが、一時期からはロマンポルノ専門になったため、筆者は行く機会はありませんでした。

 

今は駐車場で、映画館の跡かたもありません。

 

写真3

 

 

写真3は大門、観音さんのすぐ西にある津大門シネマ。

 

ここは元々津東宝でしたが、一時閉館し、その後、名画座となり名称も変わりました。

 

残念ながら、経営者の体調不良により現在は閉館中です。

 

 

 

写真4

写真4は津市中央、三重会館の裏手(北西)。ここには津パール座がありました。洋画専門でしたね。

 

現在は別のビルとなり、ここもかつての様子をしのぶすべはありません。

 

かつては他にもいくつか映画館があったようですが、筆者の小中学生時代(昭和40年代)にあったのは上記の映画館でした。

 

いまは、桜橋のイオン津と高茶屋小森上野町のイオンモール津南にそれぞれシネコンがあり、そちらへ見に行くことになります。

 

確かに館内はきれいだし、オーディオも良いのですが、単館の映画館の味(わびさび)は感じられませんね。

 

津にも伊勢の進富座のような名画座ができると嬉しいのですが。

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ