南伊勢町

新型コロナ感染者数が高止まり状態ですが、同窓の皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

三重県でも連日700名を超える新規感染者が報告されています。いわゆる「まん防」が発出されていますが、なかなか感染者数は減りません。

 

今回は県内でも津市外の話題をお届けします。

 

度会郡南伊勢町は、旧南勢町と旧南島町が平成の大合併によってできた町です。志摩半島の南側から一部熊野灘沿岸にかけての位置にあり、特に旧南島町はリアス式海岸の町です。

 

津市からですと、伊勢自動車道で玉城インターで降り、県道22号線を南下したところが旧南島町、県道719号線、通称サニーロードを南下すると旧南勢町に着きます。

 

どちらも志摩半島の背骨となる山越えの道です。

 

特に県道22号線は、30年ほど前までは野見坂越えが難所でしたが、今はトンネルが出来てずいぶん行きやすくなりました。

 

また接続する国道260号線もかなり整備が進んできて、車での行き来も難しくなくなっています。

写真1

 

今回行ったのは旧南島町の東宮(とうぐう)です。

 

リアス式海岸の奈屋浦漁港に面する小さな平地。ここは河村瑞賢が生まれた場所です。江戸時代の初期に東廻り・西廻り航路を整備し、特に西廻り航路では山形県酒田市の繁栄を導いたことで有名です。

 

地区内には小高い公園の中に河村瑞賢の像(写真1)が立っており、町を見下ろしています。

 

写真2

 

東宮資料館(写真2)には、地区で使われた昔の農具や漁具が展示されており、その中には西廻り航路で使われた弁財船の模型も展示されています(写真3)。

 

なお、南伊勢町は三重県で最も高齢化率が高く、特に旧南島町は高くなっています。

 

写真3

 

 

 

かつては集落にスーパーマーケットもありましたが、いまでは撤退し、コンビニ(主にローソン)が町の買い物場所になっています。

 

津インターから1時間20分ほどかかりますが、温暖な気候のいい所です。

 

一度出かけてみませんか。

 

 

 

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ