続、津ぅの鰻

三重県では3月第2週から「まん防」が終わり、多少は落ち着いてきました。とはいえ、なかなか患者数は下がってこないのですが……。

 

前回、津ぅの鰻のお題で、津市中心部のお店を4軒紹介しました。

 

「あれっ」と思った方、「あのお店が入ってへんやん」と思った方がみえると思います。実は、今回の話題のため、わざと前回は外しました。

 

そのお店は「新玉亭」です。明治23年創業の代表的な老舗ですね。今でも時分時になると行列ができます。

 

写真1

丸の内の養正小学校の南にありましたが、100mほど移転して、今は津ICから三重会館へ向かう県道津芸濃大山田線(~三重会館を過ぎるとフェニックス通り)に面しています。

 

津市役所の北西角はす向かいですね。薄緑色の立派なビルになっています(写真1)。

 

新玉亭を贔屓にした有名人に川喜田半泥子がいます。

 

母校の大先輩にあたる人物で、百五銀行の頭取として県下の経済の重鎮であっただけでなく、県会議員も務めていました。

 

加えて、「東の魯山人、西の半泥子」と呼ばれるほどの趣味人でもあり、特に陶芸家としても有名です。

 

この半泥子はグルメでもあり、新玉亭や東洋軒を贔屓にしていたとのこと。

 

新玉亭は単なる老舗ではなく、いろいろと面白いこともしてくれます。

 

今はメニューから外れましたが、一時「ご飯の超大盛うな丼」なる一品を提供していました。

 

逆に、鰻が一切れだけの小丼もあり、こちらは健在です(935円)。

さらに、最近になって「鰻の自動販売機」も始めました(写真2)。

 

側面には自販機の説明も書いてあります(写真3)。

 

津に住んでいるとお店で食べる、あるいは出前を取るのですが、お土産に自販機で買う真空パックもありかも知れませんね。

 

前回写真を撮った津観音ですが、国の登録有形文化財に指定されることになりました。

 

他にも津市一志町波瀬の旧小渕医院、津市白山町の旧倭村役場、津市白塚町の旧吉田医院も指定されました。

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ