踏切

今年の夏は、7月30日に津市花火大会、8月5~7日に鈴鹿サーキットで8時間耐久レースと、いずれも3年ぶりの開催となりました。

 

明るい話題の中、三重県でも新型コロナ感染の第7波で、連日2000人を超える新規感染者が報告されています。また猛暑日もあり、体調管理が重要課題となっています。

 

とはいえ、今回もこのコラムはお気楽にいきたいと思います。

 

踏切。都会では開かずの踏切が問題となり、鉄道の高架化も進んできました。

 

三重県では、高架になっているのは近鉄の四日市駅付近(川原町~新正間)と、伊勢市~宇治山田の間くらいしかありません。

 

そのため、踏切はそこかしこに見られます。

 

今回はその中からいくつかを紹介します。

 

写真1

写真1は、旧三重県立博物館から国道23号線に向かう道、津駅を出て津新町へ向かう最初の踏切です。

 

近鉄とJRの津駅に近く、ほぼすべての列車がゆっくりと走るところでもあるので、遮断機の下りている時間が長い踏切です。

 

津駅の西側の住民が国道へ出るときによく使う踏切なので、津市で一番の開かずの踏切と言えましょう。

 

 

写真2

 

 

 

写真2は、写真1のすぐ南側にある踏切です。県庁とJAビルを結ぶ感じですね。

 

こちらはとにかく狭い踏切で、加えて車止めも立っているので、御覧のように自転車の通行も困難な踏切です。

 

でも、利用者は案外います。

 

 

写真3と4は同じ踏切です。どこかわかるでしょうか?

見ると、踏切の向こう側、実は両側ともですが、草ぼうぼうの畦道のような、ほとんど利用する人のいない踏切です。

 

写真4で右側に鉄橋の構造が見えますね。これは志登茂川の支流である毛無川の鉄橋です。

 

というわけで、答えは江戸橋駅の北、毛無川の堤防にかかる踏切です。

 

毛無川の反対側は昔の養鰻場です。帰省される時、特急なら高田本山駅を通過するタイミングで「次は津、津です」と車内放送が入ります。

 

江戸橋駅の手前の養鰻場のところにありますので、よろしければこの狭い踏切を確認してください。

 

それにしても、この踏切、一日の利用者はどれほどあるのでしょうか?ほとんどないように思われますが。

 

なお、三重県には、国内唯一の踏切が桑名にあります。

 

名古屋からですと桑名駅を出てすぐ左手、桑名ステーションホテルが見えるところにある踏切がそれです。

 

この踏切は西側から線路幅1435mmの近鉄名古屋線、1067mmのJR関西線、762mmの三岐鉄道北勢線と、線路幅の違う3つの線路をまたぐ踏切です。

 

お好きな方はこちらもご確認を。

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ