今年のお七夜

明けましておめでとうございます。本年もこのフォトエッセイをよろしくお願いいたします。

 

昨年は答志島の前編が最終になりましたので、本来であれば答志島の後編と行くべきですが、正月明けですので、ここは一身田高田本山のお七夜で始めさせていただきます。

 

お七夜、正式には報恩講と言い、親鸞聖人の命日(旧暦では11月28日ですが、新暦にすると1月16日になります)にその恩徳に報いる行事です。

 

1月9日から7日間行われるため、通称お七夜と呼ばれています。

 

高田本山専修寺 報恩講(お七夜) (「観光三重」より)

 

今年も1月9日から始まりました。

写真1は、山門で体温測定をするときにいただけるパンフレットです。

 

写真2にあるように、普段は静かなお寺ですが、多くの人で賑わっています。

 

今年は夕方から夜のお参りにも対応して竹あかりが用意されています(写真3)。

 

また普段は非公開の庭園(雲幽園)も見学可能です(10時からと13時からの一日2回)。

 

加えて、高田本山専修寺のトピックですが、令和5年1月末公開の映画『レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)』のロケ地になったことです。

 

昨年ですがキムタクこと木村拓哉と綾瀬はるかが来て、専修寺でも撮影がされています。

 

映画『レジェンド&バタフライ』公式サイトはこちら。映画は1月27日(金)公開予定です。

 

『浅田家!』でも撮影現場になりましたが、今回は雲幽園内にある安楽庵も使われたようです。

 

お七夜の期間中、一身田寺内町は交通規制がされ、多くの屋台が並びます。

 

普段は静かな商店街が、この時期は大はやりになります。

 

写真4

写真4は京林堂に並ぶ人たち。このお店、普段は閉まっていますが、この時期は開店しています。

 

売り物はカレー焼き。そう、津駅東口羽所町にある「さかえや」と同じですね。

 

さかえやは京林堂のお手伝いのため、この時期は閉店しています。

 

あと、和菓子屋(岡田屋、春乃舎、つるや)では期間限定で「おこし」と「おたやん飴」を売っています。

 

おたやん飴とは、金太郎飴のようなもので、切り口がお多福さんになっています。

 

お七夜はこの週末も行っていますので、よろしければお越しください。

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ