答志島:後編

1月末の寒波は、三重県にも大雪をもたらしました。

 

1月24日(火)の夜から降り始め、25日の朝には津市内で11㎝の積雪を記録しました。かつてないほどの積雪でした。

 

小さい子供たちは雪だるまを作ってよろこんでいるようでしたが、社会人は通勤が大変でした。

 

今回のテーマは、昨年末から繰り越している鳥羽市の答志島、後編です。

 

まずは字答志と字和具の中間点にある八幡神社にお参りしましょう(写真1,2)。

 

短いけれど漁港に入る船を邪魔しないように高いところにつくられた橋を渡り、さらに階段を上ります。小さい神社ですが、柿本人麻呂の歌碑もあり、昔からある神社です。

 

島民の信仰の中心的な存在ともいえ、海難事故を含む家内安全にご利益があるそうです。

 

島を歩くとわかりますが、多くの家の壁に漢字の八を○で囲った落書きのような模様があります。これは八幡さんの八のことで、神様に家を守ってもらうまじないです。

 

字答志に戻りましょう。こちらは漁港を中心に民家が軒を並べ、細い路地がたくさんあります(写真3)。

 

路地の中にある一軒のお店がロンクです(写真4)。

 

不思議な名前のお店ですが、その日に採れたお勧めの魚を食べることができます。10人も入ると満員になるので、事前に電話で連絡しておく方が無難です。

 

鳥羽の離島ターミナルを出航する時間を言えば、港まで迎えに来てくれます。

 

写真5

 

答志島の名物はシラスです(写真5)。伊勢湾で採れたシラスを生や釜揚げで頂くのですが、しらす干しも至る所でしています。

 

シラスのオリーブオイル漬けもお勧めです。サラダのトッピングに抜群です。

 

 

近年の話題は「トロさわら」。答志島トロさわら ブランド基準・宣言|答志島トロさわら公式サイトはこちら

 

一本釣りで採れた伊勢湾口のさわらで、重さは2.1kg~4kg、特に脂ののった(油脂成分が10%以上)ものを指します。

 

秋口から1月末までが漁期ですので、今年の秋にでもお試しください。

写真6

 

写真6はトロさわらの刺身。字和具の大春というお寿司屋さんでいただきました。

 

なお、和具では海女さんが採るウニも名物です。こちらは梅雨明けからお盆前までが漁期です。

 

散歩と美味探求にいかがですか。

 

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ