松阪市の奥:旧飯高町

前回は中央構造線を見ていただきましたが、今回はそこからさらに上流へ。

津市内からは車で2時間近くかかりますが、まずは櫛田川の水源地に近い蓮ダムへ(写真1、2)。

 

伊勢湾台風で三重県、特に伊勢平野は甚大な被害を被ったのですが、その後から治水事業として計画され、長年の月日を費やし、完成したのは平成3年。

予備調査から30年、着工から20年もかけて建設されたのです。

 

櫛田川水系に建設された唯一の多目的ダムであり、三重県内では唯一の国交省直轄ダムでもあります。

近くへ行くと高低差や水量の迫力に圧倒されます。

 

ダムで清らかな風にあたってから山を下りましょう。

 

そろそろお昼時。国道166号線を松阪市内方面へ進めると、右手に大きな道の駅が見えてきます(写真3)。

これが道の駅飯高。販売所だけでなく、温泉とレストランもある、大きな道の駅です。

販売所では地元の野菜など新鮮な食材の他、県内の名産品に加え、隣県の奈良吉野の商品も並んでいます。

写真4はレストランの季節の定食。地元の食材を生かして作られており、なかなか美味です。

蓮ダムカレーなるメニューもあります。

時分時にはレストランには行列ができますので、時間に余裕を持っていきましょう。

なお、この道の駅は水曜日は温泉とレストランがお休みになりますので、お出かけの際にはご注意ください。

 

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ