鈴鹿市神戸

前回の続きになりますが、今年4月にNHKで放映されたブラタモリは桑名から伊勢まで、前5回をかけた伊勢路の紹介でした。初日は桑名から四日市の追分を経て鈴鹿の神戸、2日目から3日目は神戸から鈴鹿サーキットと白子、4日目に津の江戸橋から津城、観音さんと松阪商人、5日目で斎宮から二見を経由して伊勢に向かいました。

なぜか鈴鹿に時間をかけたのですが、その時に紹介していただいたお店です。

写真1は神戸、近鉄鈴鹿市駅から徒歩3分の所にある旅館「油伊(あぶい)」。三叉路の所に立地しており、その角には江戸時代の道標もあります。テレビでも少し触れていましたが、2階部分に格子窓があり、遊郭の性格もあった模様です。

写真2は、油伊から南へ徒歩約5分にある「もち久(もちきゅう)」。江戸時代から変わらない製法の立石餅(写真3)で地元では有名です。お店では焼きたてを売ってくれるので、その場で食べるのがベストです。写真は持ち帰り用に包んでいただいたのですが、少し時間がたつとお餅がくっついてしまいました。やはりその場で食べましょう。1個100円です。なお、お店は朝8時から営業していますが、テレビの影響か、最近ではお昼過ぎにはもう売り切れてしまいます。

写真4はブラタモリでは紹介されませんでしたが、神戸城址。もち久からは徒歩3分です。いまは公園となり、敷地内には県立神戸高校もあります。

城下町であったせいか、神戸は鈴鹿市で一番落ち着いた雰囲気のある町です。

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ