津で生まれた食べ物

津で生まれた食べ物。やはり一番有名なのは天むすですね(写真1)。大門の天ぷら屋さんの賄で始まったこの食べ物、一口から二口で食べることができ、あっさりした塩加減といい、有数の津名物ですね。残念ながら天むすは名古屋めしのイメージが強くなっていますが、本家本元は津市の大門にある「千寿」です。間違いありません。なお、名古屋の天むすはえび天の尻尾がはみ出していたりして、私から見ると「ざんないなぁ」と思ってしまいます。お店はカウンターのみで6-7名で満席。とはいえ、お客の大半がテイクアウト、それも予約してからのテイクアウトのため、混雑はほとんどありません。今でも女性2(-3)名で頑張っています。

次に出てくるのがみそカツ。これも名古屋めしのイメージが強いのですが、発祥の地は津と言われています(諸説あり)。丸の内にあったカトレアで生まれ、今は下弁財町のバイパス沿いに「カインドコックの家カトレア」として営業しています。なお、丸の内のカトレアも健在で、先代の甥っ子さんがお店を守っています。カトレアのみそカツは写真2のように、見た目もあっさり、食べてもあっさり系で、名古屋のそれ(個人的には味噌が濃くてくどく感じます)とは大違い。カトレアのみそカツはソースにブレンドした味噌を混ぜて、そのソースにカツをくぐらせるもの。ご飯にもビールにも合う一品です。お昼時は並ぶのでご注意を。

三つ目はイチゴ大福。これは大門の「とらや」さん(写真3)がルーツと言われてはいますが、確定的ではありません。でも、ここの和菓子はお上品で、イチゴ大福を含め、外れがありません。

四つ目はひつまぶし。これもまた名古屋めしとされていますが、ルーツの一つは東丸之内の「つたや」らしい(写真4)。実は筆者も知らなかったのですが、昨年の秋に京阪神エルマガジン社から発行された「三重の本」に記述されています。もとは、鰻の端っこの部分を細く切って賄飯にしたとのこと。

津が発祥の地であっても名古屋めしとされてしまう美味いもん。まぁ、津ぅの人間は「そんなことにこだわらんと、普段から美味しいもんを普通に食べれたらええやん」って感じでしょうか。

文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ